硫酸ジメチル
CASNo77-78-1
該当法規:安衛法(表示物質)、特化則(特定第2類物質)
別名 | ||
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ジメチル硫酸、 硫酸メチル | ||
おもな用途 | ||
有機化合物のメチル化剤。安定剤、医薬品製造、芳香族炭化水素の抽出用溶剤 | ||
性質 | ||
・無色油状液体、無臭またはわずかに玉ネギ臭 ・水により分解する。エタノ-ル、エ-テル、アセトンとよく混和する。 ・分子量 : 126.1 ・比重 : 1.3 ・融点 : -27℃ ・沸点 : 187.5℃ (分解) ・引火点 : 83℃ ・発火点 : 187.8℃ ・ジメチルスルホキシド (CH3)2SOと混同しないこと |
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危険・有害性 | ||
人体への影響 | ・短時間の接触で、数時間後局所に、強い炎症を起こすのが特徴、皮膚などについても最初は分からず、また無臭なので、警告性がないという点で注意が必要である。 ・皮膚粘膜を刺激し数時問後に重い炎症をきたし流涙、せき、結膜炎などが見られる。 ・濃厚な蒸気に触れると角膜は混濁し6~8時問後に呼吸困難、チアノ-ゼ、肺水腫を起こすことがある。ときには3~4日以内に死亡することもある。 ・肝臓および腎臓も障害され黄疸、蛋白尿、血尿を見る。 |
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必要保護具と管理濃度 | ||
ゴーグル | 要 | |
マスク | 酸性ガス用防毒マスク | |
防護服 | 要 タイケムTK |
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化学手袋 | 要 | |
管理濃度 | 0.1ppm | |
緊急時の措置 | ||
消火方法 | ・注水、泡・炭酸ガス・粉末消火器 ・燃焼により有毒な硫黄酸化物を発生するので、消火要員は空気呼吸器を使用する。 |
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目に入った場合 | 直ちに多量の流水で15分間以上洗い流し、速やかに医師の診察を受ける。 | |
皮膚に付いた場合 | 直ちに汚染された衣服や靴を脱がせ、付着または接触部を石けん水で洗浄し、多量の水を用いて洗い流し、速やかに医師の診察を受ける。 | |
吸入した場合 | ・直ちに被災者を毛布等にくるんで安静にさせ、新鮮な空気の場所に移し、速やかに医師の診察を受ける。 ・呼吸困難または呼吸が停止しているときは直ちに人工呼吸を行う。 ・肺水腫の起こるおそれのあるときは経過観察が必要である。 |
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飲み込んだ場合 | 速やかに医師の診察を受ける。 |