マンガンおよびその化合物
CASNo7439-96-5
該当法規:特化則(管理第2類物質)(塩基性酸化マンガンを除く)
おもな用途 | ||
---|---|---|
・製鋼用フェロマンガン、溶接棒、特殊鋼、乾電池、マッチ、花火、ガラス着色剤、釉薬、化学薬品 ・有機マンガン化合物はアンチノック剤と農薬 ・二酸化マンガンは乾電池、酸化剤、フエライト、ガラス工業、花火、肥料、アセチレン清浄剤 |
||
性質 | ||
・マンガン:銀白色のもろい金属 ・原子量 : 54.94 ・比重 : 7.2~7.4 ・融点 : 1,244℃ ・沸点 : 2,150℃ ・引火点 : 450℃ ・希硫酸に溶け、水素を発生する。 |
||
危険・有害性 | ||
人体への影響 | ・粉じんの接触により目、皮膚を刺激し発赤する。マンガン化合物、特に酸化物の粉じんやヒュ-ムを長時間吸入すると慢性症状として、マスク様顔貌、膏顔、歩行障害、小書症、突進症、発語障害などのパ-キンソン症候群のような特有の神経症状を起こす。 ・また呼吸器症状として肺炎を起こすこともある。 |
|
必要保護具と管理濃度 | ||
ゴーグル | 要 | |
マスク | 防じんマスク | |
防護服 | 要 | |
化学手袋 | 要 | |
管理濃度 | マンガンとして0.2mg/m3 | |
緊急時の措置 | ||
目に入った場合 | 直ちに多量の流水で15分間以上洗い流し、速やかに医師の診察を受ける。 | |
皮膚に付いた場合 | 直ちに汚染された衣服や靴を脱がせ、付着または接触部を石けん水で洗浄し、多量の水を用いて洗い流し、速やかに医師の診察を受ける。 | |
吸入した場合 | ・直ちに被災者を毛布等にくるんで安静にさせ、新鮮な空気の場所に移し、速やかに医師の診察を受ける。 ・呼吸困難または呼吸が停止しているときは直ちに人工呼吸を行う。 |
|
飲み込んだ場合 | 速やかに医師の診察を受ける。 |