パラ－ニトロクロルベンゼン
CASNo100－00－5
該当法規：安衛法(表示物質)、特化則(特定第2類物質)
| 別名 | ||
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| p－クロルニトロベンゼン、 p－ニトロクロルベンゼン、 p－ニトロクロルベンゾ－ル、 p－クロルニトベンゾール | ||
| おもな用途 | ||
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有機薬品の合成、アゾ染料、硫化染料の中間体 |
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| 性質 | ||
| 融点83℃、沸点242℃の黄色結晶である。 エーテル、二酸化炭素に溶けやすいが水には溶けない。 スズと塩酸で還元するとパラークロルアニリンとなり、アンモニア水と130℃に熱するとパラーニトロアニリンとなる。 |
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| 危険・有害性 | ||
| 人体への影響 | ・局所の刺激は少ないが、皮膚からよく吸収され、全身性の中毒を起こす原因となる。 ・全身性中毒の症状としては、急激な貧血が特徴的で、ときにチアノーゼをきたし倦怠感が強い。 ・就業後1週間で、赤血球数が正常の2／3～1／2にまで減少するような例があった。 ・血液はメトヘモグロビン形成のため赤褐色調となり、赤血球にはハインツ小体が見られることがある。 |
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| 必要保護具と管理濃度 | ||
| ゴーグル | 要 | |
| マスク | 防じんマスクまたは有機ガス用防毒マスク | |
| 防護服 | 要 | |
| 化学手袋 | 要 | |
| 管理濃度 | 1mg／m3 | |
| 緊急時の措置 | ||
| 消火方法 | ・漏えいした場合：重炭酸ソ－ダ、またはソ－ダ灰と砂の混合物に吸着させる。 ・水の噴霧、泡・炭酸ガス・粉末消火器 |
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| 目に入った場合 | 直ちに多量の流水で15分間以上洗い流し、速やかに医師の診察を受ける。 | |
| 皮膚に付いた場合 | 直ちに汚染された衣服や靴を脱がせ、付着または接触部を石けん水で洗浄し、多量の水を用いて洗い流し、速やかに医師の診察を受ける。 | |
| 吸入した場合 | ・直ちに被災者を毛布等にくるんで安静にさせ、新鮮な空気の場所に移し、速やかに医師の診察を受ける。 ・呼吸困難または呼吸が停止しているときは直ちに人工呼吸を行う。 |
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| 飲み込んだ場合 | 速やかに医師の診察を受ける。 | |
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