ギ酸
CASNo64-18-6
別名 | ||
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メタノン酸、 カルボオキシル水素酸、蟻酸 | ||
おもな用途 | ||
染料の染色および仕上加工、皮革のなめし用、有機薬品の合成原料、メッキ、ゴムラテックスの凝固剤、殺菌剤 | ||
性質 | ||
液体、刺激性の臭気 水と自由に混和する。 エタノール、エーテルによく溶ける。 蒸気に点火すると藍色の炎をあげて燃える。 比重1.2 分子量 46.03 蒸気密度1.6 融点 8.4℃ 沸点 100.8℃ 引火点 68.9℃ 発火点 539℃ |
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危険・有害性 | ||
人体への影響 | ・液が皮膚に付着すると炎症を起こす。 ・脂肪酸中では最も強い刺激性、腐食性を持ち、リポイド可溶性で皮膚から吸収され、皮膚・粘膜刺激性は酢酸よりも強い。 ・蒸気は目に対して強力に刺激し、液体は皮膚を発赤、発疱させ、ときには壊疽を生じる。 ・慢性中毒では蛋白尿、血尿を見ることがある。 |
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必要保護具と管理濃度 | ||
ゴーグル | 要 | |
マスク | 送気マスクまたは酸性ガス用防毒マスク | |
防護服 | 要 ギ酸 タイケムC 即時 透過性について タイケムF JIS T8115 260分 5等級 透過性について タイケムTK JIST8115 >480分 6等級 透過性について |
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化学手袋 | 要 | |
緊急時の措置 | ||
消火方法 | 水の噴霧、泡・炭酸ガス・粉末消火器 | |
目に入った場合 | 直ちに多量の流水で15分間以上洗い流し、速やかに医師の診察を受ける。 | |
皮膚に付いた場合 | 直ちに汚染された衣服や靴を脱がせ、付着または接触部を石けん水で洗浄し、多量の水を用いて洗い流し、速やかに医師の診察を受ける。 | |
吸入した場合 | ・直ちに被災者を毛布等にくるんで安静にさせ、新鮮な空気の場所に移し、速やかに医師の診察を受ける。 ・呼吸困難または呼吸が停止しているときは直ちに人工呼吸を行う。 |
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飲み込んだ場合 | 速やかに医師の診察を受ける。 |