アクリルアミド
CAS No. 79-06-1
該当法規:安衛法(表示物質)、特化則(特定第2類物質)
別名 | ||
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アクリル酸アミド | ||
おもな用途 | ||
紙力増強剤・合成樹脂・合成繊維・排水中等の沈殿物凝集剤・土壌改良剤・接着剤・塗料・土質安定剤の原料、地下油層中の石油回収 | ||
性質 | ||
白色結晶粉末、無臭、昇華性あり。 水、エタノール、アセトンに易溶、ベンゼン、ヘプタンに不溶 熱、紫外線、ガンマ線、過酸化物などによって容易に重合し、おもな水に不溶の重合体をつくる。 分子量 71.08 比重 1.1 融点 85℃ 沸点87℃(0.3kPa) 125℃(3.3kPa 常圧では沸点(138℃)以下で分解する。 引火点 138℃ 発火点 424℃ |
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危険・有害性 | ||
引火性・爆発性 | 酸化剤と接触すると発火することあり。 | |
人体への影響 | 中毒症状はおもに慢性障害で、手指、足のうらの表皮の剥離が特徴的であるが、温覚過敏の知覚異常、腱反射消失、脱力感等の神経症状と肝障害を起こす。 しかし生体内に吸収された本剤は分解されやすく、蓄積性が少ないことから中毒からの回復は比較的早いといわれる。粉じんの経気道による吸入のほか、皮膚からも吸収される。 |
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必要保護具 | ||
ゴーグル | 要 | |
マスク | 要 防じんマスク | |
防護服 | 要 アクリルアミド(50%)に対して タイケムF タイケムTK |
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化学手袋 | 要 | |
管理濃度 | 0.1mg/m3 | |
緊急時の措置 | ||
消火方法 | 泡・炭素ガス・粉末消火器 | |
目に入った場合 | 直ちに多量の流水で15分間以上洗い流し、速やかに医師の診察を受ける。 | |
皮膚に付いた場合 | 直ちに汚染された衣服や靴を脱がせ、付着または接触部を石けん水で洗浄し、多量の水を用いて洗い流し、速やかに医師の診察を受ける。 | |
吸入した場合 | ・直ちに被災者を毛布等にくるんで安静にさせ、新鮮な空気の場所に移し、速やかに医師の診察を受ける。 ・呼吸困難または呼吸が停止しているときは直ちに人工呼吸を行う。 |
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飲み込んだ場合 | 速やかに医師の診察を受ける。 |